48歳の女性、トリシア・ベルストラさん。

彼女の息子カイルさんは、2017年8月13日に失恋の深い悲しみから、自ら死を選んでしまいました。

 
息子を埋葬するため、ベルストラさんは、サウスウエスト航空の飛行機で、コロラドからインディアナへと出発。

けれども、深い悲しみから、気分がすぐれません。

 
すると、そんな彼女の様子を見た若い男性アテンダントが、飲み物を運んできてくれました。

「何かあったのですか?」

 
そう尋ねられたベルストラさんは、涙を流しながら、事の経緯を告白しました。



しばらくして、飛行機が目的地に到着。

ステップを降りていくベルストラさんに、先程の男性アテンダントが、1枚のナプキンを手渡します。

 
そこに書かれた文章を目にして…

彼女は、溢れでる涙を止めることができなくなりました。

 

2004年、私は兄を失いました。

その悲しみは私の中で、依然として消えていません。

 
母であるあなたの悲しみは、きっと私たちには計り知れないものでしょう。

私も、私の母が悲しみにくれている姿をずっと見てきました。

そして今なお、彼女の悲しみは続いています。

 
しかし、母親というものは、未来に向かって新しい命を生みだすことができる唯一の存在です。

あなたの使命はまだ終わっていません。

あなたの息子さんが歩んできた人生は、彼の死という事実より、重要なものです。

 
私の母にも、息子を失った痛みと必死になって闘っていた時期がありました。

けれども、あるとき彼女は、それが完全に消えることはないのだと気が付いたのです。

 
どうかあなたも、痛みや苦しみと向き合うことばかりに気を取られないでください。

喜びを感じることに一生懸命になりましょう。

家族やしばらく会っていなかった人を訪ねたり、旅行に出かけたりするのもいい。

人生はあなたのものです。

 
あなたが精一杯生きているのを息子さんにも見てもらいましょう。

自分自身を、重圧から解放してあげてください。

 
この世界には、あなたのことを心配している人たちがたくさんいます。

私の頭からも、今日の出来事が離れることはないでしょう。

悲劇を乗りこえれば、もっと強い人になれるはずです。

私はいつだって、あなたを応援しています。

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男性の言葉を胸に、ベルストラさんは後日、愛する息子の葬儀を終えました。

 
闘うのではなく、ともに生きていく。

その日々の先に、やがて悲しみが柔和な表情を見せる日も、やってくるのかもしれません。

一人の母親を救った優しく力強いメッセージに、世界中から、大きな称賛の声が寄せられました。

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